「ホームページのアクセスはあるのに問い合わせが来ない」——建設会社のWeb担当者からよく聞く悩みです。この問題の原因は、コンテンツではなくCVR(コンバージョン率)設計にある場合がほとんどです。WACULのデータによると、BtoBサイトの問い合わせフォーム到達率は平均0.5〜2%に過ぎず、適切なCVR改善施策で3〜5倍になるケースもあります。本記事では建設会社ホームページで見積もり依頼を増やす7つのポイントを解説します。
BtoBサイトで問い合わせ率が
改善したケース(当社調査)
建設業サイトのCVR問題:なぜ見積もり依頼が来ないのか
建設会社のホームページで見積もり依頼が少ない理由は、大きく3つに分類されます。
- 理由①:CTAが見えにくい・見つかりにくい:問い合わせボタンがページ最下部にしかない。ナビゲーションに埋もれている
- 理由②:フォームの入力ハードルが高い:必須項目が多すぎる。フォームが長くて途中で離脱する
- 理由③:行動する理由が不明確:「なぜこの会社に問い合わせるのか」が伝わっていない。比較検討中の発注者に選ばれるメッセージがない
以下の7つのポイントはこれらの問題を解決する施策です。
見積もり依頼を増やす7つのポイント
ページを開いた瞬間にスクロールなしで見える領域(ファーストビュー)にCTAボタンを置くことが最重要施策です。WACULの分析では、ファーストビューに問い合わせ導線を持つBtoBサイトは、CTAがページ下部のみのサイトと比べ、問い合わせ率が平均1.5〜2倍高い傾向があります。建設会社A社では「お見積もりを依頼する」ボタンをヒーローエリアに追加したところ、問い合わせ数が翌月比40%増加しました。
「お問い合わせはこちら」というCTAコピーは最も汎用的で、最も成果が低いコピーです。建設業に適した「行動+ベネフィット」型のCTAコピーに変更します。例:「まずは無料で現場確認を依頼する」「工事の概算費用を48時間以内に確認する」「図面なしでも相談できる無料見積もりフォームへ」。発注者が「このボタンを押すと何が得られるか」を理解できるコピーが有効です。
建設業の問い合わせフォームは「会社名・担当者名・電話番号・メールアドレス・工事内容・施工場所・工期希望・ご予算・その他備考」と項目が多くなりがちです。初回接触では「電話番号 or メール・工事内容・施工エリア・工期」の4項目に絞るのが原則です。WACULのデータによれば、フォームの必須項目を8個から5個に削減すると、フォーム送信完了率が平均30〜50%改善します。詳細情報は折り返し電話・初回面談で収集できます。
建設会社ホームページのCVR改善をご検討中の方へ。現状サイトの問題点を診断し、具体的な改善施策をご提案します。
無料診断・相談はこちら建設業の発注者が問い合わせを躊躇う理由の一つは「返信が遅いのでは」という不安です。「営業日24時間以内に担当者からご連絡します」「問い合わせ当日に概算お見積もりを提示します」のようなレスポンス保証を問い合わせフォーム近くに明示することで、送信へのハードルが下がります。実際にこの一文を追加しただけで問い合わせ数が増えた建設会社B社の事例があります。
多くの建設会社サイトでは、問い合わせへの動線が「トップページのCTA」と「ナビゲーションのお問い合わせリンク」だけです。施工実績ページ・サービスページ・会社概要ページなどのコンテンツページにも「この工事について相談する」「このサービスの見積もりを依頼する」という文脈に合ったCTAを各ページに設けます。コンテンツページからの問い合わせは購買意図が高く、成約率も高い傾向があります。
「見積もりを依頼する」というCTAは、発注者にとってまだ「大きな一歩」に感じられることがあります。そこで「まず現場確認・相談だけでもOK」という低ハードルの入口を別途用意します。「まず現場を見てもらう(無料)」「電話でざっくり金額感を確認する」というCTAを設けることで、検討初期の発注者も捕まえられます。建設業の商談は現場確認から始まることが多いため、この入口設計は実態に合っています。
建設業の発注者もスマートフォンでWeb検索するケースが増えています。問い合わせフォームがPC向けに設計されていると、スマートフォンでの入力が難しく離脱の原因になります。フォームのフィールドはスマートフォンのキーボードに適した入力タイプ(数字のみはnumber型・電話番号はtel型・メールアドレスはemail型)を設定し、入力欄のサイズをタップしやすい大きさに調整します。また電話番号はクリックで発信できる「tel:」リンクにすることで、フォーム入力より電話を選ぶ発注者の離脱を防げます。
優先順位:今日から始めるCVR改善アクション
7つのポイントを一度にすべて実施する必要はありません。費用・工数の少ない順に着手することが現実的です。
CVR改善の優先順位(工数少&効果大の順):
① CTAコピーを「行動+ベネフィット」型に変更(工数:30分・費用:0円)
② レスポンス保証の文言をフォーム近くに追記(工数:30分・費用:0円)
③ フォームの必須項目を5項目以下に絞る(工数:1〜2時間)
④ 各コンテンツページにページ文脈に合ったCTAを追加(工数:半日)
⑤ ファーストビューにCTAボタンを設置(デザイン変更が必要な場合は制作会社へ依頼)
まとめ
建設会社のホームページで見積もり依頼を増やすには、コンテンツを増やすより既存のコンテンツから問い合わせへの導線を最適化することが先決です。ファーストビューCTA・フォーム最適化・レスポンス保証の3点だけでも、多くの建設会社サイトで問い合わせ率の改善が期待できます。
アクセス数が多いのに問い合わせが少ないサイトは、集客はできているがCVRで損をしている状態です。今日から7つのポイントを一つずつ確認し、対応できるものから改善を始めてください。
建設会社ホームページの問い合わせ数を増やすためのCVR改善・リニューアルをサポートします。まずは現状診断からお気軽にご相談ください。
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